ほんわか

つらい日々を越えて、いま静かに暮らしています

夫の指輪をつけている理由|死別後の孤独と、これからの一人の生き方

2026-07-08

夜、ベッドの脇でふと自分の指を見る。そんな夜が、今もあります。


【目次】

  1. あんなに嫌いだった仏壇が、見られるようになった
  2. なぜ、この指に指輪をつけているんだろう
  3. 友達の夫婦旅行の写真を見るたびに
  4. 拘束も束縛もない。でも、寂しい
  5. 結婚はもう懲り懲り。でも、そばにいてほしい
  6. これから私はどうなるんだろう
  7. お裁縫をしながら、一人で生きていく

1. あんなに嫌いだった仏壇が、見られるようになった

正直に言うと、夫のことがずっと嫌いでした。
生きている間、たくさん傷つけられて、恨みのような感情もありました。

だから、仏壇を見るのもつらかった。
目に入れたくなくて、なるべく視線をそらしていた時期もあります。

それが最近、少しずつ見られるようになりました。
好きになったわけではありません。ただ、時間が気持ちを少しだけ丸くしてくれたのだと思います。


2. なぜ、この指に指輪をつけているんだろう

私の右手の人差し指には、今も夫の結婚指輪があります。

どうしてかな、と自分でも思います。
なぜ今、私の指にあの人の指輪があるんだろう。

もう拘束されることもない。束縛されることもない。
それなのに、寂しい。

安心でもない。幸せでもない。
ただ、指輪だけがそこにあります。


3. 友達の夫婦旅行の写真を見るたびに

友達がみんな、夫婦で旅行に出かけて、写真を送ってくれます。

幸せの報告なのかな。見せたいのかな、私に。
悪気があるとは思いません。でも、時々ふと考えてしまう。

ただ、私はあなたたちが楽しそうに旅行へ行っていることが、羨ましい。

それは嫉妬というより、「私にはもう、その相手がいないんだ」という現実を、写真を見るたびに思い出させられる感覚です。


4. 拘束も束縛もない。でも、寂しい

結婚していた頃は、自由がなかった。
行動を制限され、機嫌をうかがい、常に誰かの許可を必要としているような日々でした。

今は違います。誰にも縛られず、自分の時間を自分で決められる。

それなのに、ベッドの脇で指輪を見ながら、パートナーがほしいと思う夜があります。

自由になったはずなのに、寂しい。
その両方が同時に、正直な気持ちとしてあります。


5. 結婚はもう懲り懲り。でも、そばにいてほしい

結婚はもう懲り懲りです。あの窮屈さに、もう一度戻りたいとは思いません。

ただ、いい人がそばにいてほしい、とは思います。

同居がいい。
でも、普段はあまり関わらない、シェアハウスのような距離感がいい。

近すぎず、遠すぎない。
束縛のない、ちょうどいい「そばにいる」形を、今の私は探しているのだと思います。


6. これから私はどうなるんだろう

これから私はどうなるんだろう。
孤独? このまま孤独に生活していくのかな。

お裁縫ばかりして、90歳までいけるのかな。

そんな問いが、ふと頭の中に浮かぶ夜があります。
答えはまだ、見つかっていません。

でも、楽しい老後を過ごしたい、という気持ちだけは、はっきりとあります。


7. お裁縫をしながら、一人で生きていく

一人で生きていかないといけない。
そう思っています。

この人差し指の指輪を見ながら、今日も一日を過ごしています。

寂しさがなくなる日は、まだ来ていません。
でも、お裁縫のように、手を動かしていれば、少しだけ心が落ち着く時間があります。

もし今、同じように「一人でこれからどうしよう」と感じている方がいたら、伝えたいです。

孤独を感じるのは、弱さではありません。
それだけ、誰かと生きてきた時間が、あなたの中に残っているということです。

結婚という形にこだわらなくていい。
一人でも、誰かと緩くつながっていても、どちらでもいい。
自分にとって心地いい距離感を、これからゆっくり探していきましょう。


🌷 あとがき

指輪を外す日が来るのか、このままつけ続けるのか、まだ自分でもわかりません。
でも、今日もこの指を見ながら、少しずつ前を向いています。

一人分のキッチンも、少し整えるだけで気持ちが軽くなることがあります。

一人の暮らしを、少しでも楽にしてくれる時短家電もあります。

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